キキ・ラ・ラ・ランド「雪華抄」

【2017-02-01】
観劇感想

一緒に観劇したダンスをこよなく愛する母がめずらしく日本物レビューを気に入ってくれました。

鷹と鷲の戦いのところが好きなようです。(やっぱりダンス好き)

私はどのシーンも素敵だけれど、夏の粋な江戸っ子ちなつ(鳳月杏)とべーちゃん(桜咲彩花)の七夕デートからキキちゃん(芹香斗亜)ゆきちゃん(仙名彩世)演じる彦星と織姫の逢瀬に続く一連の流れが好きでした。

彦星と織姫は厳密に言えば日本物じゃないんだけど、とってもキキララ…

もとい!キラキラと綺麗でいいアクセントだったわ。

背景を鏡にして奥行きを出し、劇場の天井まで星空を映し、幻想的なスモークの中恋する二人を中心にして、周りに男女が配置された盆を回す。

往年のミュージカル映画みたいです。

大好きだった小原弘稔先生のレビュー作品を思い出すわ~~。

「メモワールドパリ」のパッシィーの館や、「ブギウギ・フォーリーズ」のレコード盤上のデュエットダンスとか、フレッド・アステアからジーン・ケリーあたりのミュージカル映画を題材にしたシーンがとっても素敵だった。
(往年のミュージカル映画への愛があふれた「ラ・ラ・ランド」も早く観たいぞ!)

こんな王道のレビューシーンを日本物に取り込むのって宝塚ならでは!で大好きだな~。

あんまり素敵だったので、ついでに、そのシーンに合わせブログタイトルを「臥看牽牛織女星」と変えました。

たいして考えもせず適当なタイトルをつけてしまったので前から変えたかったんだわ。

漢詩をそのままパクっただけだけど…

母にお芝居どうだった?と聞いたら

「変わった話だった…」

と一言でした。(T_T)

耳が少し遠い高齢者にはちょっと情報量多すぎだったのかも。

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