これくらいがちょうどいい。台湾公演「ベルサイユのばら」

【2017-02-04】
スカステ視聴記録

ベルばらはもうお腹いっぱいなので普段はスカステで放送されても、まず見ないのですが…

先月観た花組公演でついに憂愁のベールが降りてきたキキちゃん(芹香斗亜)がたしかアンドレを演じてるんだよね~。

この時はどんな感じだったのだろう?と、なんだか気になってしまい、見てみました。

ほほぉ。台湾仕様で1幕物になっているのね。

の、割にはプロローグ(説明芝居付き)に結構時間を費やしていて時間内に話が収まるのかしらなんて思ったけど…。

結果的にはベルばらってこれくらいの長さでちょうどいいんじゃない?

2幕の時間を費やしたとしてもどうせツギハギだらけで、幕前芝居だらけで、必要性を感じないシーンがてんこ盛りの植田歌舞伎。

今回ですら1幕ものだというのに市民たちの「愛する者のために」とかあったり。

スターさんのソロ歌が必要だとは理解はしているもののバスティーユがあるんだから、この歌、要らなくない?

革命委員会がマリー・アントワネットをいたぶるところも 必要なのかな~~~?と疑問は残るが。

まぁでも、 お供連れてうろうろするルイ16世のお散歩とか、スウェーデンの王宮であーだこーだとか。

ドラマとして必要ないものを バッサリカットできて大正解だと思うよ。

今宵一夜がないのはキキちゃんファンとしては寂しいけれど、これも、今回はいいと思う。

そこまでに至る心情が丁寧に描かれないのなら今宵一夜を描く意味なんてないもの。

アンドレが目が見えない設定もカットでスッキリ。

設定を盛り込めば盛り込むほどあちこちでほころびが生まれていくのだから。

とにかく要らないシーンが生まれては消えていくベルばらの歴史。

もうこの際、フォーカスを絞ってギュッと身の詰まった1幕物にして欲しいわ。

そしたら、その後ショーも見られるし。

「ベルばら」に感じたモヤモヤも収まるというもの。

そんなわけでキキ・アンドレの出番はとっても少なかったし、オスカルとの絡みは革命当日のみというアリサマであんまりピンとこなかったけれど。

冒頭の貴族の男の明るい華やかさ!

かーわーいーいー。

なんかね~。

キキちゃんを見てる時、むちゃむちゃとろけて呆けてる顔をしている自分を感じる。

癒されるわ~~~。

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