観劇感想
楽しかった~~。
話の根幹はやっぱりチャウ・シンチーの「食神」ですよね。
といっても「食神」見たのはかなり昔なのでどんな話だったのか細かいことは覚えてはいないんだけれど。肉団子が爆発するんだっけ?
刑事さんがジョン・ウー映画みたいに拳銃を二丁突きつけたり(ハトは出てこなかったけど)、少林寺ならぬ小林寺に木人椿(もくじんとう)が置いてあったり。
あ、でもあの木人椿、ちょっと腕が少ないぞ。しかもだれも使い方がわからなかったらしく…ただ置いてあるだけでした。無念。
まぁ、とにかく大好きな香港映画を元にした芝居ということで、ムヒムヒ楽しめました。
話は単純でどこを見ていようと理解できるし、どこを見ていようと楽しいから、いつもは視線誘導のごちゃつきが気になる小柳先生の演出もそれ程気にはなりませんでした。
もうこれは勝手に自分の好きなところを見てるというのが正解なんでしょう。
さゆみさん(紅ゆずる)出演作のエッセンスが随所にあったのかな?
満漢全席の材料探しのときに来ているボロボロ服が「スカピン」の変装シーンの衣装ということとラストの赤ん坊をおんぶしているのが「ガイズ」でアデレイドの妄想の中のネイサンの姿かしら?っていうくらいしかわからなかった。ほかにも色々ある?
印象に残ったキャストは、ゲンキンだけど意外に気のいい女優のあんるちゃん(夢妃杏瑠)。
あーちゃん(綺咲愛里)とバチバチのシーンの圧なんか最高ですね。
ちゃっかり裏切ってもチャーミングで憎めない。
いいですね~。大好きです。
あーちゃん、もうちょっとカンフーの切れ味がよかったらなぁ。結構ヘロヘロでした。まぁ仕方ないか。
テロテロピンクジャージに健康サンダルが大変よろしかったです。
こういう不器用だけど一生懸命な役。一番しっくりくるね。
まこっちゃん(礼真琴)
コメディの間もバッチリで面白かった〜!
観客の心をとらえるには技術はもちろん大切だけど、それだけではないということを間近に感じることができたさゆみさんと共に走った日々。
舞台って良いところもダメなところも、なにもかもさらけ出したことで弾ける魅力というものもあると思うの。
良いところだけを見せようとした優等生じゃぁつまんないのよね。不思議なことに。
ヘナチョコなリー・ロンロン!とってもチャーミングでした!
さゆみさんトップ時代の二番手という特殊といえば特殊な経験。
これを糧と自信として大きな華を咲かせてほしい。楽しみにしてるよー!
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