「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」観劇感想2 というかほぼ眞ノ宮るい君出演シーンメモ1幕

【2020-02-25】
観劇感想

幕開きから

幕開きから!!!

心臓飛び出るかと思ったわ~~~!

だって知らなかったのよ。

この芝居の幕開きの第一声は眞ノ宮るい君です!!!!

これからどんな物語が始まるだろうって客席の誰もが固唾をのんで見つめるその視線の先に!るい君がいるのです!

第一声を担うにふさわしい響きのある明瞭な声。

もう完全につかみはOKですよ。

ロックンロールの若者るい君、かりあん(星加梨杏)、かのちゃん(潤花)。

人生がままならぬことなど考えてもいないであろうキラッキラの3人組。

初老となったダイナー店主のファットモーにわさん(奏乃はると)が昔に思いを馳せるとヌードルスのだいもん(望海風斗)が歌い、ギャングに扮した男役たちのダンスになだれ込んでいきます。

と、ここでふと考えた。

幕開きに出番があるっちゅうことは、この超絶かっこいい場面にるい君出られないのぉ?

プログラムまだ買ってなかったもんだから出番が全然わかってないのよ。

しかし!ほえ~~みんなかっこいい~~と見つめる視線の先に私好みのエッジの効いたダンスの主が!

ちょっと上手寄り。

ハンチング帽を目深にかぶった彼は…おぉぉぉ!

やっぱりるい君だ!!

銀橋に出たとき帽子をとると金髪オールバックになってる。ロックンローラーのときはキメキメのリーゼントだったはず。

なんちゅー早変わり。

表情もガラリと変わって少し気だるく、でも挑発するようでもあり。もうとにかく色っぽい。

時代は過去にさかのぼり登場人物たちの少年時代。

ローワーイーストサイドの街角では何やら木材を肩に載せて元気に歩くるい君の姿を発見。大工さんかな?

と思ったら次のシーンではマフィアとおぼしき男として登場。

ちょ、ちょっとるい君。なんだかやたらと出番が多くありませんか?

そして大人になったデボラの華やかなレヴューシーン。

ふふ。ここはスカステのニュースでまあやちゃん(真彩希帆)の隣に映るるい君を確認済みなのだ。

まさにザ・タカラヅカだよね。

ピンクの巨大な裾をひろげたドレスのまあやちゃんを囲むピンクの羽根扇の紳士たち。

エレガントでゴージャスで。もう、うっとり。

こういうダンスを踊れるのは今やタカラヅカの男役しかいないかもしれぬ。

この世の天国のようなレビューのあとは禁酒法下の潜り酒場。

ここは地獄の一丁目。

こちらはこちらであーさ(朝美絢)演じるキャロルがセクシーに歌い、カールズ達が踊る。

娘役さん好きとしては嬉しくってたまりません。

ガーター付きのストッキングが色っぽい。

泣きぼくろをつけたひまりちゃん(野々花ひまり)がコケティッシュで素敵。

実はここにもるい君が客として出演してたことを後でプログラムを見て知ったんだけど、見逃しておりました。うぇ~~~ん。

いやもう、見どころ多すぎだろう!この芝居。

一方、男たちはスト破りの労働者を襲撃。

るい君このシーンもストライキ中の労働者として出演。

ソロ歌もあり!

で、ここでものすごく驚かされたことがあります。

るい君の踊り方が全然違う!

これまで見せてきた粋でスタイリッシュなダンスでもなく、優雅でエレガントなダンスでもなく。

なんていうんだろう。

少し泥臭くってフツフツと地の底から湧き上がるようなものすごく力強い動き。

いや。もうこれはダンスでもあるけれどれっきとした芝居だわ。

表現者としてのるい君のセンスの確かさを強く感じたシーンでした。

って、1幕がるい君の出番だけでこれだけ埋まってしまった~。

2幕は次の記事に続きます。

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