LIVE配信感想
銀ちゃん見たかったな~。金曜日休むの無理だよ。
でも「哀しみのコルドバ」は観ることができて嬉しかった~。日曜日配信ありがとう。
みねちゃん(峰さを理)初演。ヤンさん(安寿ミラ)サヨナラ公演を劇場で観ています。
どちらも思い出深い大切な公演でした。
ゆうさん(真飛聖)、チギちゃん(早霧せいな)の全ツはずっと以前にスカステで見たかな。
幕開きが開演ベルじゃなくって教会の鐘の音。
あぁコルドバが始まる!ってドキドキします。
スペインってイタリアほどカラッとしてなくって光と影の陰影が濃く感じられるイメージなんだけれど、あのちょっと陰惨でドラマチックな鐘の音が作品とマッチしていて大好きなんだよね。
新しいエリオ像♪れいちゃん(柚香光)
物語の始まりでのみねちゃんエリオは堅物感ある人格者って感じだったし、ヤンさんエリオは女には目もくれない孤独の翳りがありましたっけ。
それがエバとの再会で一気に破滅的な恋の深みに嵌っていく。
今回はそういう初期の頃の禁欲的なエリオとはまたちょっと違ったような気がします。
かといってチギちゃんのような情熱的な猪突猛進感とも違うし。
れいちゃんエリオはパトロンのご婦人方とそれなりの浮名を流してきたんじゃないかしら?っていう華やかさがありました。
ヤンさんは男役を従えた群舞が似合うタイプだったけど、れいちゃんって娘役さんと一緒にいるのがすごく似合うんだよね。
心根は生真面目ではあるけれどもそこは人気商売の闘牛士ですもの。女性の扱いにも手慣れた雰囲気が漂います。
婚約者アンフェリータに対しても、きっとパトロンご婦人方に対しても落ち着いた物腰でエレガントに対応してきたことでしょう。
成功をつかみ順調な未来があるはずだった。
なのに、何故こんなことに〜。
初恋の人エバを見つめる少年のような瞳。それに反比例するくらいにたち昇る色香。
もう配信のドアップで見ると凄いんだわ。
闘牛士姿は美しく、エバとのラブシーンは艷やかに色っぽい。
時々妙に今どきっぽい口調が挟まるのがちょっと気になりはしたけれど、この古典的な物語に現代的色彩を添えていてなかなか新鮮だったわ。
幸せだと涙が溢れるエバ♪まどかちゃん(星風まどか)
なんにも心配してませんでしたよ。
スペインの若き未亡人という設定も(ん?二度目?)違和感ないわ~。
したたかなようでいて、なにかに依存しなければ生きてこれなかった脆さ。
トロトロと砂糖菓子が溶けていくような甘い声がその悲しい生き方を象徴しているようです。
いやぁ。アナスタシアからまた全然違う色合いだわ。
これからもどんな女性を見せてくれるか、すっごく楽しみだわ。
潔癖ロメロ♪ひとこ(永久輝せあ)
最初現れたときには、その美しい風貌から30代くらいの設定なのかな?って思ったんだけれど、芝居が始まると、言い回しがもう少し上の年齢の感じでした。
ロメロ苦悩の新場面が追加され、やや神経質ではあるけれど高潔で複雑な内面を持つ紳士像が表現されていました。
これまで常に素敵な若者を演じてきたひとこだけど、こんなイケオジ芝居も出来るんだとびっくり。
役の幅広がったよね。
ひまわり娘アンフェリータ♪おとくりちゃん(音くり寿)
アンフェリータのソロ曲大好きなの。
おとくりちゃん流石だったわ。
歌はしっかり、しっとりしているけれど、まだ恋に恋するようなひまわり娘を好演。
きっと文学少女なんだと思うわ。自分以外の人の心情にも思いを寄せ共感ができるタイプ。
めちゃめちゃいい子なのでどうかフェリーペ大尉と幸せになってくれ~。
初代フェリーペ大尉はシメさん(紫苑ゆう)でリアル白馬の王子様でしたが、なみけい(優波慧)はもう少し地に足がついた手の届く感じの好青年なので結婚したら絶対幸せになれると思う。
そうそう、なみけいは闘牛場でバックに流れる詩の朗読も担当していたかな?
手元にプログラムがないから不確かだけど、あれはなみけいくんの声だと思うんだ。
明瞭な口跡だけど背景に溶け込むような滑らかさでとても良かった。
愚かな母二人♪さおたさん(高翔みず希)、まりちゃん(鞠花ゆめ)
素晴らしかった!!
エゴがぶつかる二人の言い争いはこの芝居のなかでも白眉のシーンだったよ。
決闘の場所になだれ込んでくるところもうまい!
言うに言い出せない、でも結局白状しちゃう。そして白状したあともひたすら自分の保身に走る。
愚かな母二人と高潔な男二人との対比が際立っていてとっても見応えたっぷりでした。
それにまりちゃん、すごく綺麗だったよね。
美貌と欲望でしたたかに生き抜いてきた感、好きだわ~。
そうそう、なんで本人たちにもっと早く真実を告げなかった?ってツッコミあるかもしれないけれど、そりゃぁ言えませんよ!
だってれいちゃんエリオは19歳の初恋の時からエバと一線越えてましたよねぇ、絶対。
さおたさんママは気がついてなかったかもしれないけど、こういうことにはめざとそうなまりちゃんママは絶対感づいていたわよ。
自分一人の腹に収めることなんかできないまりちゃんママは貧乏な闘牛士見習なんぞ冗談じゃねーとエリオ父に相談。
で、衝撃の事実を告げられ急遽引っ越し。
エリオ父はさおたさんママに絶対真実を本人には言うなと遺言。
こういう流れ、容易に想像できる。
口が軽めのまりちゃんママも大事な、そして金ヅルでもある美しい娘を失うわけにはいかないもの。
口が裂けたって本人には言えないわ。
気になる人たちもろもろ
まかせて安心まいら(泉まいら)。
歌も、闘牛士見習いぺぺの芝居も今回の若手の中ではひとりレベルが違うわ。
若手の面々は芝居よりもショーのほうが印象深かったかな。
マイティ(水美舞斗)の場所に入ったのはほのかちゃん(聖乃あすか)
ダンスをすごく頑張ってました。
なにせマイティ仕様のダンスなのでダイナミックなジャンプがものすごく多く、流石にそこだけは難しかったようですが。
だってマイティはジャンプしたら落ちてこないんだもん。
でも地上でのダンスはなかなかの切れ味でした。
歌も響きのある良い声になっていて、これからもさらなる進化が期待できるわ。
たっちゃん(芹尚英)ってすごく踊れるのね~。
花組若手男役ダンサーって今誰がいるのかわからなくなってしまっていたので注目したいわ。
ちっちゃくて可愛いゆうゆちゃん(初音夢)
背中の使い方がとても綺麗で好きなタイプ。
まだお顔が覚えられないから次回観劇でぜひ確認したい。
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