スカステ視聴記録
観劇ブランクで失われた15年を取り戻すべく、引き続き懐かしの新人公演をぼちぼちとスカステ録画観賞。
タイトル/組/主演/作演出/新公担当演出として記録します。
「ノバ・ボサ・ノバ」/雪/立樹遥/鴨川清作・草野旦/中村一徳
何が嬉しかったってレアちゃん（蘭香レア）が活躍していたこと。
花組下級生時代のレアちゃんを見てました。
なつめさん（大浦みずき）もヤンさん（安寿ミラ）も退団してしまい、ダンスをみる楽しみが少なくなってしまった頃。
チャーリー（匠ひびき）のダンスが大好きだったけれど、そろそろもっと下級生にも好きなタイプの男役を見つけたいな～と思っていた時に目を引いたのがレアちゃんだった。
当時花組若手にはコムちゃん（朝海ひかる）、おとこ（音羽 椋）、あさこ（瀬奈じゅん）、きりやん（霧矢大夢）と踊れる人が次々にいたんだけど、レアちゃんの身体の使い方が美しくってハッとなった記憶があります。
可愛い顔立ちで男役としてはどうなるかなぁ。
男役としてのダンスももうちょっと頑張って欲しいかなぁ～。
なんて思っていたら雪組に組替えになってしまった。
私はといえば、ついに見つけた！好みにドンピシャ蘭寿とむ！ということでレアちゃんのことはあまり見なくなってしまい、そのうち宝塚も見なくなってしまい。
でも宝塚観劇を再開した時、レアちゃんはどうなったのかしらってずっと気になっていたのだ。残念ながらすでに退団されていたけれど。
久しぶりに見るレアちゃんのダンス！
やっぱりしなやかで美しい！
オーロ役だったので大人の男の色気をたたえたレアちゃんを見ることができて感無量でした。
「ノバ・ボサ・ノバ」/月/霧矢大夢/鴨川清作・草野旦/鈴木圭
これは今まで何度かスカステで見たことがありました。 とにかく凄いの一言！
新人公演だとはとても思えないくらい。
クラブの入り口でリズム合戦するきりやん（霧矢大夢）とちえちゃん（柚希礼音）なんて今考えたら夢のようじゃありません？
みえちゃん（西條三恵）は婚約者がありながらオーロによろめいてしまい婚約者のマールに刺されるブリーザ役がピッタリでした。
情念系演技派の娘役さんだったのかな。好きなタイプだわ～。
演技をリアルタイムで見たかった。15年のブランクは切ないわ。
「激情」/宙/久遠麻耶/柴田侑宏・謝珠栄/中村一徳
これは難しいよね～。
この頃宙組は出来たばかり。組の伝統はもちろん方向性もまだまだ定まらない状態だったのかも。
本公演ですら大変だったであろうこの時期に新人公演はさらに大変だったんじゃないかと思います。
しかもこんな大人の恋のドロドロ。なかなか新人公演でこなせるものじゃないですよね。
ヒロインは「エクスカリバー」に続きあきよ（南城ひかり）。
お姫様からカルメンまで、本当に優秀で美しい娘役さんだわ。
まぁ実際の舞台を見てないので彼女の本当の魅力や弱点はわからないのだけれど、なんでトップになれなかったんだろう。
娘役さんって本人の魅力や実力だけではどうにもならないタイミングとか相手役とのバランスとかがあるからほんと難しいわね。
こちらが予想したり望んだりしたところで大抵無意味に終わるもん。
「タンゴ・アルゼンチーノ」/花/水夏希/小池修一郎/小柳奈穂子
これはもう見てて楽しい！しかなかった！
だって主演ちかさん（水夏希）、2番手ゆみこさん（彩吹真央）だよ～。
レベル高いし、まるでその後の雪組の本公演を見てるみたいじゃん。
でもって、まゆさん（蘭寿とむ）とえりたん（壮一帆）がダンスでバトルするんだよ～。
まゆさん。ジゴロでグレてて、その後は軍服姿で、最後は撃たれるし～。
それって見たい蘭寿さんてんこ盛りじゃない！
壮さんはまだめっちゃ声高いけどパキパキしてて明るくて元気になれるし～。
まーちゃん（舞風りら）は臈たけてすごくいい女。
ヒロインのみほこちゃん（彩乃かなみ）はまだポヨポヨだけど温かみのある声。ひたすら耳福。
あと、しげちゃん（沢樹くるみ）の立ち姿が美しい。どんな娘役さんだったんだろう。
こんな新人公演の映像を今見られるなんて、あー、なんて幸せなの。
そして20年後に放送する今の新人公演がないのは、なんて悲しいことだろう。
「我が愛は山の彼方に」/星/真飛聖/植田紳爾・谷正純/児玉明子
ゆうさん（真飛聖）の初主演だったのね。
とはいえ、この作品、圧倒的にいい役なのは2番手のチャムガなんだよね。
演じたかよこちゃん（朝澄けい）がとても美しく、芝居も歌もしっかりしていて素晴らしかった。
しかしこんなに繊細で淋しげな男役さんって珍しい。
この頃にこんなタイプは皆無だったんじゃないかな。 生まれた時代がちょっと早かったかも。
もし今の時代で現役生だったら「ポーの一族」とかで主演出来たんじゃないかしら。
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