懐かしの新人公演特集1

【2020-12-01】
スカステ視聴記録

7月に新人公演鑑賞大会を勝手にやっていたのですが、なんと11月からスカステで20年くらい前からの新人公演を毎日放送。

ちょうど見ていない時期でもあるし、なかなか放送されないレアな公演なので録画してぼちぼち見続けています。

何を見たのか忘れないようメモ書きを残しておこうかな。

タイトル/組/主演/作演出/新公担当演出として記録します。

「春櫻賦」/雪/貴城けい/谷正純/大野拓史

これは本公演の放送も見ていないので、イメージが全くない状態での鑑賞。

話があまり魅力的ではなく、それを若い新公メンバーで魅せるところまで持っていくのは流石に無理でした。本公演はどんな感じだったんだろう?

とはいえ、かしげ(貴城けい)は美しいし、まひる(紺野まひる)は可愛いし、ハマコ(未来優希)は達者だし。 なるほどな~と納得したわ。 

「エクスカリバー」/宙/夢輝のあ/小池修一郎/中村一徳

本公演はずぅ~っと昔、NHK放送版を見たっきり。

なんかお子様ミュージカルっぽい感じだった記憶だったけど改めて見かえしてみると後半はなかなか面白かった。

ねったん(夢輝のあ)はスカステで見た星組「プラハの春」で悪役フェチの私のハートを射抜いた人。このころ宙組だったのね。

低音ヴォイスでねっとりとした雰囲気が個性的な歌うまさん。

そうだ!バウホール公演「イーハトーブ 夢-宮沢賢治」の1幕終わりの熱唱も素晴らしかったよなぁ。

爽やかな騎士を演じるねったん、新鮮でした。

ヒロインのあきよ(南城ひかり)は綺麗だし実力もあるなぁ。

素敵なヒロイン役者だと思うけどトップ娘役にはならなかったのね。

ラストにご挨拶で並んだ二列目にケイちゃん(音月桂)がいるんだけど~。

そうか!初舞台か!

「皇帝」/星/音羽椋/植田紳爾・石田昌也/大野拓史

まりこちゃん(麻路さき)の退団公演として物議をかもした公演。

退団公演にこの演目はね~。そりゃファンは成仏できないわ。

でも、内容的にはすっごい面白かったです。

オトコ(音羽椋)は花組配属当初ダンスですぐに私の目を引いた人。当時は同期のあさこ(瀬奈じゅん)よりも目立ってた。

ちょっと前にかぶるような男臭いダンスだったから熱い星組への組替えは大成功になると思った記憶。新公主演もしてたのね。

彫刻のような横顔が古代ローマを舞台にした作品にとてもあっていてた。まさに美丈夫。

芝居も上手い。

歌はね、うん、頑張ってたよ。許容範囲内。

ただ声に若々しい明るさがないところが路線として不利だったのかなぁ。これは、ねったんにも言えることだけど。

真ん中向きの声って、やっぱりあるんだよなぁ。どんなに実力があってもどんなに美声でも主演を目指す男役の声としてはちょっと違っていたのかも。

でも、二人とも、とても好きなタイプのジェンヌさんだ。

で、皇太后暗殺未遂の親衛隊の末席にまたしてもケイちゃん(音月桂)がいるんだけど~。組周り? しかし、すでにこの頃から抜擢されてたのね。

「浅茅が宿」/雪/貴城けい/酒井澄夫/齋藤吉正

大好きな「雨月物語」をもとにした舞踊詩劇。

スカステで見た本公演も大好きで宴席でけいこさん(美穂圭子)が歌う曲もダウンロードした。

この場面でのかしげのしどけない白痴美も見どころでしたよね。

新公は主演だったのね。

かしげの美貌はこの作品の醸し出す末世的な雰囲気にとても似合っている。

で、なんといっても宮木と眞女児の二役のだんちゃん(檀れい)ですよ!

いや、正しくは、なんといっても眞女児のだんちゃんの妖艶さですよ!

ここにすべてを持っていかれるわ~。 

「黒い瞳」/月/大和悠河/柴田侑宏・謝珠栄/植田景子

これは名作。

新人公演も名作!

新人公演の主演者が最も輝くことが出来るのは若者が恋と苦難のなか成長していく物語だと思います。

最初は何じゃこいつ?って思うほどのお気楽お坊ちゃんが、どんどん凛々しくかっこよくなっていく。

極楽とんぼ時代のキラキラ感といい、後半の若者らしいひたむきさといい、本当にタニ(大和悠河)にピッタリだった。

こういう演目に当たるとものすごくジャンプアップできる。

しかも支える周りが素晴らしい!

きりやん(霧矢大夢)のシヴァーブリンは芸達者だし、大尉のコシリュウ(越乃リュウ)は渋かっこいいし。ヒロインのあかねちゃん(花瀬みずか)も実力派。

それからエカテリーナⅡ世のみえちゃん(西條三恵)が素晴らしい!

口跡が良くって好きなタイプの娘役さん。このころ舞台を観てたら絶対ファンになってたな。

男役時代のるいるい(紫城るい)もいいじゃない。結構キレキレだったのね。

で!

なんといっても ゆうひさん(大空祐飛)のプガチョフですよ!

ぅぁぁあああああ~~~~。

ゆうひさんの三白眼~~~~~。

芝居ももちろんいい!

有名な三頭立てソリの場面。 しびれる~。

破滅型で淋しげで。

どこかヒンヤリと冷たい感じがゆうひさんならではの個性。

「夜明けの序曲」/花/水夏希/植田紳爾・酒井澄夫・三木章雄/木村信司

初演は劇場で見ています。

印象的だったのはラストの貞奴の口上。

ピンスポットに照らされたひとみちゃん(若葉ひろみ)の臈たけた美しさに見惚れたっけ。

その他の記憶はほぼありません。

まぁ、そんな植田御大の演目。

貞奴のふーちゃん(ふづき美世)はまだ若いのに人妻の雰囲気がよく出ていた。

みほこちゃん(彩乃かなみ)の歌がさすが。小唄?都々逸?とにかくちゃんと邦楽の歌いまわし。

アメリカについた場面で銀橋で歌うアメリカの青年数人。

一番端にいるのまっつ(未涼亜希)ですね。顔はアップで映らないから確認できないけど歌声ですぐわかる。

若々しいちかさん(水夏希)、まゆさん(蘭寿とむ)を見ることができたのは嬉しかった。

とはいえ役的にはね~。えりたん(壮一帆)もほぼ立ってるだけ。

男役に美味しい役はないよね~。これ。

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