LIVE配信感想
一回きりの新人公演となってしまいましたが、全然心配はしていませんでした。
あみちゃん(彩海せら)二度目の主演。
演技派あみちゃんなので新人公演というよりもう一つの公演として、どんなギャツビーになるだろうってものすごく楽しみにしていたのよ。
だから終業ベルの1分後には会社を飛び出したのに~。
帰り道が渋滞で20分くらい見逃しました。うぇ~ん。
しかしそんなこともあろうかとスマホの音声を車内に流れるようにしておいたのさ!
ただ主演の二人以外配役を確認していなかったので、声だけだと誰がしゃべっているのか全然わからないわ~。
お?今のはニックのセリフだよね。とてもいい声。
しかもすごく自然な感じ。上手いなぁ。誰だろう。
なんて耳を澄ませていたらギャツビー登場の場面のようです。
ぇぇえええええ?これがあみちゃんの声?
あみちゃん、いったいどれだけ声のバリエーション持っているんだろう?
本公演も新人公演も、役が変わるたびに全く違う声で芝居をしているような気がするんだけど。
そして「朝日の昇る前に」のソロ。
上手い!もちろん上手い!とても伸びやか。
そして、すごくれいこちゃん(月城かなと)っぽい。
特に「な」の音の響き方とか、そっくり。
それからニックと交わす挨拶の喋り方の抑揚もそっくり!
音声だけ聞いているもんだから一瞬れいこちゃんが出てきたのかと思った。
多分あみちゃん自身は物真似をしているつもりは一切ないのだろうけれど。
おそらく耳が良くてとても器用で、そしてどんな声も出せる素晴らしい声帯の持ち主で、だから聞いたまま即、同じ声になっちゃうんじゃないかしら。
本当のあみちゃんの声というものがわからないくらい、いつも本役さんの声に似てしまう。
そういえば後半に歌う「朝日が昇る前に」では感情が盛り上がったロングトーンのピッチをすこし高めにしてたっけ。あそこ、のぞみさん(望海風斗)にそっくりだったよね。
そっくりに出来ちゃうことはもちろん高い実力があってこそなんけれど、もっとあみちゃんしかできない、あみちゃんオリジナルの声と芝居が見てみたい。
なのでバウ主演を早急に!お願い致します!再演物じゃなくってオリジナルミュージカルでね!
さてさて、家についてようやくスマホのちっちゃい画面を見られるようになったのは「アメリカの貴族」あたりからなのですが、ありちゃん(暁千星)が出演していたので大変驚きました。
あ、きど君(七城雅)か!
顔が似ていると声も似るものなのですね。
そして、とても良い声のニックはるおりあ君(瑠皇りあ)だったのね!
寝癖爆発頭でも美しい。
このあたりでようやく大きいテレビ画面で落ち着いて見られるようになりましたよ。
ゆうきちゃん(蘭世惠翔)との組合わせもとても良い。
自立を勝ち取った20年代の洗練された大人の女性と、ちょっともっさりとした好青年。
頽廃と健全。でも美と美。
もっと見たかったわ~。なんかとても重要なシーンがカットされていたような気がするんだが。
おはねちゃん(きよら羽龍)は落ち着いた芝居。馥郁とした良い声。
ちょっとキョトンとした表情が愛らしくて、なおかつそれがデイジーによく似合っていた。
歌唱はクラシカルタイプなのかな。
芝居も上手い、歌も上手い。
だけど歌い始めると若干ソプラノ独唱味が感じられたのでもう少し芝居の歌を意識してほしいかなぁ。
今回、きれいなお馬鹿さんになってやるソング(正式の題名がわからない)が時間の都合上カットだったので余計そう思ったのかも。
さすが月組新人。みんな芝居は上手いのですがスーツの身のこなしだけはまだ女の子っぽい人が多かったのは、まぁしょうがないですね。
自然に着こなして、なおかつかっこよく動くには長い長い研鑽が必要だもん。
そんな中、アイスキャッスルのセンターで踊るスリムな男役がかっこよくて目を引きました。
アップになってシュリンプ君(天ツ風珠李)と判明。
動きにれんこんさん(蓮つかさ)やカリさん(煌羽レオ)のような鋭さと男役のエレガンスを感じる。
ラウルのソロ歌も良い声。
デトロイトのシマを譲り受ける場面の目の配りにも芝居心を感じる。
107期、まだ研究科2年ですよね?恐ろしいわ~。
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