観劇感想
さて休憩も終わり
大好きなショーが始まったわ。
ところで雪組と花組のダンスには、間のとり方に大きな違いがある。
20数年以上前の話ね。
今はみんなすごく踊れるのでそんなに違いはないと思うけど。
雪のダンスのカウントは等間隔。
だから、ダンスの上手い子もそうでない子も、ぴったり動きをあわせられる。
いわば統一の美。
花のダンスは1カウント目をぐっとためてから動き始める。
それでも、間に合わないからと振付を微妙に端折って途中で戻ってくるようなことはけっしてしない。
しっかり肩を、背中を、きれるところまで切る。
ためるところはため、動くところは高速で切れ味鋭く踊る。
なので結果、なんと、ちょっぴりカウントが余ってしまう。
だからその余ったほんの半カウント未満ほどの瞬間にウィンクとか、指差しとか自由にかつバッチリ入れられるわけ。
ただしその為には高度なダンス力が必要。
言ってみれば、リズムの美。
長年、花組ダンスに慣れた目には平均化された雪組ダンスはちょっと単調に感じてしまうのだけれど…。
伝統的に歌ウマさんが多くて私にとってはそこが魅力の雪組ショー。
だいもん(望海風斗)の歌はたっぷり聞けるわね。きっと。
がおり(香綾しずる)、あす(久城あす)も歌ってくれたら嬉しいわ~~。
などと、のんびり構えていた私に何の前触れもなく爆弾が落ちた!!
だれ?
あの後ろで踊っている男役!誰!!
多分下級生なので名前はわからないし、動くから顔もしっかり覚えられないけど。
出てくるたびにすぐ見つけられるのは、そのダンスの花組っぽい間のとり方ゆえ。
オープニングはスーツメンバーにいるので最下級生ではなさそう。
次の場面でもダンスメンバーに入っているわ!
おおぉ、ホープのちさと(縣千)とともに、みゆちゃん(咲妃みゆ)をリフトしている!
中詰めはロケットガールの衣装だけど出てきた途端に動きでわかったわ~。
次のベートーヴェンの運命のシーンでもガンガン踊っているぞ。
そしてロケット。
いるいる!!
しかも足上げにはいる前
絶妙のタイミングで2発も
2発も!!!
ウィンク爆弾を投下!!
うぅぅ~~~。やられた~~~。
しかしパレードの時に見失いました。
踊らないので…
一体誰なんだろう??
観ている間中ドキドキしちゃったわよ。
研1か研2の頃に蘭寿さんを見つけた時以来だわ。
いや、あの時は歌劇の座談会なんかですでに首席の蘭寿さんの存在は知ってたわけで
おぉ、あの子はすごい踊れるんだわ!カッコいい!!
と嬉しく確認したって感じだった。
周りで踊る人達も当然ながら花組メンバーだったから、こんな風に突然の予測不能な衝撃ではなかったわ。
それなのに、プログラムの写真を見ても、おとめを見ても誰だかよくわからない。
写真は踊らないので…
プログラム掲載の出演場面から眞ノ宮るい君ではないかと推測。
ちょっと自信はないけれど。
バレエとかダンスのスキルの高い人は外部のダンサーさんにも宝塚の生徒さんにもたくさんいるだろうけれど
私が見たいのは
宝塚の
男役の
こういうタイプのダンサーなんだなぁ~。
ということを再認識しました。
雪の園に現れた謎の花。
まだまだつぼみだけど、今後の成長を見守っていきたい。
で
誰なの??
その答えが判明!
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