「祝祭喜歌劇 CASANOVA」観劇感想

【2019-04-06】
観劇感想

華やかだった。美しかった。楽しかった。

美しい男たちも、美しい女たちも、みんなみんな

歌って踊って、また歌って歌って!そして恋をして!

2幕2時間半あったはずの祝祭喜歌劇は体感時間あっという間の面白さでした。

もうね~。

大好きなのよ。

花組の娘役さん達が~~~。

みんなそれぞれに工夫を凝らして個性的で美しい。とにかく眼福でした!

ひっとん(舞空瞳)

あなたはどういう等身バランスなのぉ?10等身?←ひめさん(舞咲りん)カルロッタの口調でどうぞ。

あんなに愛らしいファニーフェイスなのに踊りも表情も驚くほど大人っぽくて色っぽい!

星組に組替なのね。

ということは。ということね。

超実力コンビの誕生ね。

お名残惜しいですが、新天地で存分の活躍を期待しています。

おとくりちゃん(音くり寿)

私は残念ながら猫苦手なのだがこの猫ちゃん達なら囲まれてみたい!

おとくりちゃんのふくれっ面と上目づかいがかわいすぎ!

色々やらかすのに全然悪びれないところもとってもよろしい。

しろきみちゃん(城妃美伶)

男装で行動する最先端の女性。凛々しくてかっこよかった!

一緒に観劇した母は「あの子、背は低かったけどかっこよかったね~~」と完全に男役と勘違いして惚れていました。

もちろんドレス姿もエレガントで娘役の愛らしさも女役の艶やかさもあわせ持つ。

これからの花組娘役の要となる人だと思う。

こりのちゃん(美花梨乃)

超綺麗~~~~!

ドンナ・ロッサではレトロなフィンガーウェーブが麗しいブロンドヘア。

フィナーレではモヒカン風のカールアップがかっこいい!

華奢なデコルテからすっと伸びた腕のしなやかな軌跡に見惚れたわ~。

べーちゃん(桜咲彩花)

なんて心地のよい声。もはや菩薩。

思えばいつも私の心にそっと寄り添ってくれるような温かく心のこもったお芝居でした。

卒業だなんて…お別れが辛い。

本当に、本当にありがとうございました。

じゅりあ様(花野じゅりあ)

卒業公演で色々な表情を見ることが出来て嬉しかった。

艶やかさをまとった恋多き女。

だけどドレスの着こなしやヘアスタイルは楚々として、貞淑な女性のようにも見え。

恐怖に打ち震える時にはゾクゾクするような色気を放ち。

惚れた男の冒険譚に完全に入り込んでドラマティックリアクション。

ついにはご機嫌ルンルンスキップで周りをお花畑に変えて場をかっさらった!

ブラボー!

大好きです!

ちなつ(鳳月杏)

いえ、本来は娘役さんではないのですが。

冷淡な夫への愛は憎しみと紙一重。

愛すれば愛するほど孤独は深まり、優しく触れてほしいのに毒のトゲで完全武装。

あぁ、素直になることのなんと難しいことか。

笑いの多い舞台の中にも、はっと胸をつかれるような人の心のどうしようもなさが表現されていて、とても切なかった。

こんなにもアクが強くかつ孤高の美しさを放つ女性を演じられるのはやはり男役さんならではなのかもしれません。

ゆきちゃん(仙名彩世)

1000人もの女性を愛した男のただ一人の運命の人。

ただ美しいだけではない。

ただ賢いだけでもない。

冒険心と好奇心が旺盛でパワフル。

ちょっぴり風変わりなこれまでに一度も会った事がない特別な女性。

カサノヴァと共に旅立つというのが普通に予想されるラストだと思うのだけれど、彼女はそうしないのね。

自由の身になったのにヴェネツィアを去るカサノヴァについていかない。

本当の自由には責任が伴う。

カサノヴァの愛が本物であると信じればこそ、いつかきっと再び巡り会えると信じて自分の切り開く道を歩んでいける女性。

生き生きと輝くゆきちゃんを観ることができてとっても幸せ。

人生には恋と冒険が必要だ

たとえ明日は別の道を歩むことになろうとも今日だけは共に手を取り最高の笑顔でカーニバルへと飛び出していくラストシーンが好きです。

そこからカーニバルのワンシーンのようなラインダンス へつながっていくところも素敵!

もちろん男役たちもカッコいいし、豪華でちょっぴりキッチュな衣装と装置も大好き!

「人生には恋と冒険が必要だ。」

観終わった後にはポスターに書かれたこのキャッチコピーを見るだけでなんだか心が躍ります!

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