2021年 勝手にこだわりセレクション

【2021-12-30】
思いつれづれ

今年はブログのお引越しをしたことで「にほんブログ村」に参加することとなり、購読するお気に入りのブログがたくさん増えました。

みなさんランキング記事をあげてらっしゃいますね。年末だわ~。

そういえば第一次ファン時代、私もやっていましたっけ。

あまりに古いことですっかり忘れていたけれど、昔の宝塚おとめに挟んであったリストを見つけた事がありました。

もっとも今はあまり舞台を見ることができなくてランキング形式は無理だし、というか全部好きな作品ばかりで順位などとてもつけられません。

というわけで、ダンスや歌唱などなど各部門での個人的お気に入りセレクションをまとめてみたいと思います。

東京での上演期間が基準です。

装置部門

今年好きだった装置は宙組「Délicieux!」キャンディー・ケーンの場面。

装置担当は稲尾英介氏。

エッフェル塔の下でのキキちゃん(芹香斗亜)とららちゃん(遥羽らら)を中心としたダンスシーンの装置。

アーチ型の装置って大好きなんです。

舞台手前にはエッフェル塔の脚を表す優雅なアーチ状の電飾。

奥にはドーム状の電飾がキラキラ光っています。

あのドーム状の電飾って本当にドームになっているわけじゃなく平面だけど遠近法で立体に見えるようになってるのかな?バトンで吊るしているんだものね。

よくある装置といえばそうなんだけれど、華やかで愛らしくとっても上品。

本当に宝塚らしくって大好きでした。

小道具部門

これは文句なしに宙組「シャーロック・ホームズ」のベーカー・ストリート221Bです!

小道具担当は北垣綾氏。

所狭しと置かれた小道具の数々が圧巻でした。

床に山と積み上がった書籍に新聞。

本棚や暖炉の上、あちこちに置かれたテーブルにも色んなものが積み上がっていて、なんとその一つ一つが原典に拠るものとのこと。

小道具スタッフの皆様の気が遠くなるほどの手間と時間がかかっているんだろうなぁ。

そのこだわりを毎回毎回盛大に散らかすホームズのゆりか氏(真風涼帆)に思わずハラハラしちゃいました。

片付け大変だ~~。

衣装部門

「Délicieux!」の衣装がどれも素敵でした。

衣装担当は加藤真美氏。

オープニングのかのちゃん(潤花)のチェックのかぼちゃパンツが可愛かったぁ。

しかも、あんな一瞬で白いロングドレスに変わるなんてびっくり!

その柔らかいドレスの布のふわっとした動きはエレガントで、下に厚手の布が納まっているとはとても思えません。

素晴らしい技術と工夫が隠されているんだろうなぁ。

なんか宙組ばっかりだけど、配信で見た「夢千鳥」のじゅっちゃん(天彩峰里)の赤と黒の着物もすごく好きでした。

特に抽象的なモダン柄の帯が大好き。

プログラムが手元にないので衣装担当がどなたなのがわからない~。

大正と昭和中期という似通ってはいるけれど微妙に違う時代の衣装をそれぞれデザインし用意するのは大変だったんじゃないかと思います。

時制が行ったり来たりしても混乱することなくすんなり理解が出来たのは、脚本演出の見事さももちろんだけれど、衣装の力もあったんじゃないかな。

歌唱部門

残念ながら舞台は観に行けず配信での視聴だけでしたが、今現在も雪組「シルクロード」実況CDをヘビロテしております。

ダスカでのまあやちゃん(真彩希帆)のラップ「LONE DIGGER」が素晴らしい!

いったいどこで息継ぎしているんでしょう?

とにかくまあやちゃんの豊かな中音域の声が大好きなんです。

その迫力もリズムもすべてかっこいい。

菅野よう子氏作曲の壮大な「盗賊と宝石」はもちろん、なぎ様(彩凪翔)が銀橋で歌ったエキゾチックでノリノリの「旅は続く、キャラバンは往く」も大好き。

ここの影ソロが素晴らしくって誰なんだろうって思ってたんだけれど、まあやちゃんだったんですね!

トップ娘役の影ソロ!
なんて贅沢なんでしょう。

CDを聴き込んでいるとオープニングの「時の砂漠」(これも菅野よう子氏作曲)のラストのコーラス「砂の海へー」の繰り返しがものすごいロングトーンなことに気が付きました。

しかもそのとんでもないロングトーンを2回繰り返すというスゴ技!これは地味にすごいです。

シェエラザードのあーさ(朝美絢)の歌も、だいもん(望海風斗)とまあやちゃんが歌う、「全て、この世は物語」も大好き。

この場面は太田健氏の作曲です。

とにかく「シルクロード」の曲はすべて好き!

ダンス部門

雪組「Fire Fever!」のNew Fireです!

振付は平澤智氏。

100期から106期までの若手によるノンストップダンス!

とにかくものすごい運動量。

しかもそれぞれの個性を生かした振付がつけられていて、入れ替わり立ち替わりに登場しては少人数で踊りまくるのが楽しかった。

出演したメンバーはダンスの技術だけでなく舞台におけるアピール力も大きく向上していったことでしょう。

あがち(縣千)、あみちゃん(彩海せら)はもちろん、全員今後の雪組の大きな力となる人達なのは間違いありません。

ここはやっぱり大好きなるいくん(眞ノ宮るい)の切れ味鋭いダンスに釘付けでした。

はおりん(羽織夕夏)の背中の使い方の美しさ、ようこちゃん(千早真央)のバネもとても印象的でした。

やっぱり今年ようやく劇場で観ることが出来た大好きな雪組、宙組ばっかりになっちゃいましたが、もちろん今年見たどの作品もそれぞれに大好き。

来年は「元禄バロックロック」からです。久しぶりの花組の舞台だわ。

期待作、話題作のラインナップも発表され、どんな舞台に巡り合うことができるかドキドキです。

2022年がどうか良い年となりますように!

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