舞台の神様、どうか劇場の灯をお守りください

【022-01-08】
スカステ視聴記録

今頃は帰りの電車の長旅で「元禄バロックロック」や「The Fascination!」の感想などをポチポチと綴っているはずでした。

私のたった一度きりの花組観劇の機会はまたしても消え去ってしまった。

その知らせはいそいそと観劇に着ていく洋服などを全部引っ張り出し、チケット、オペラグラスなど指差し点検までして準備万端となったその時にやってきました。

ショックではありましたが、誰のせいでもありません。

これはきっと、なつめさん(大浦みずき)の思い出のダンスシーンの再演を観たい、いややっぱり観るのは辛い…などと、ぐずぐず悩んでいた私にくだされた運命なのです。

だけど、気がつきました。

失ってはっきり気が付きました。

私はこの公演をとても!とても!観たかったのだと。

本当に気がつくのがいつも遅いのよ。

そのデビュー作「アイ・ラブ・アインシュタイン」が大好きだった谷貴矢先生の大劇場デビュー作品「元禄バロックロック」。

ネタバレを避けるためお気に入りブログの感想記事は全て後で読むためのBOXに保存し、最近はじめたTwitterも涙を呑んでスクロール。今日こそが解禁日になるはずでした。

新鮮な驚きと新たな才能が生まれる瞬間に立ち会える喜びをとても心待ちにしていたのだった。

そしてもちろん花組100周年記念のショー「The Fascination!」

なつめさんを偲んでお姉さまが企画されたメモリアルギフトのオードトワレ「Forever NATSUME」の香りを身にまとって観るつもりでした。

いまの花組生たちが先人への尊敬とともに精一杯の力を出して、あの素晴らしい「ピアノ・ファンタジー」を踊るエネルギーを劇場で感じられたらどんなに誇らしく思えただろう。

もしかしたらそこに、なつめさんのシルエットが浮かび上がって見えてきたかもしれない。

「心の翼」ではやっぱり大泣きしてしまうだろうけれど、でもこうしてずっと歌い継がれていることをどんなに幸せに思ったことだろう。

けれど私の観劇機会は失われてしまった。

もう二度と劇場の扉が閉ざされることがないようにと祈った想いも打ち砕かれてしまった。

だけど何より辛いのは出演者と劇場関係者の皆様。

これまでどれほどの努力と犠牲をはらってきたか、我々には計り知れないほどであったであろうに。

それでも、夜明け前が一番暗くて寒くとも、きっと朝は近づいていると、少なくとも2年前よりは絶対に春は近いと信じています。

舞台の神様、そして天国のなつめ様、どうか劇場の灯をお守りください。

そして私達も大切な舞台、そこで演じる人たち、それを作り上げる人たち、そして自分の身の回りの大切な人を守るため、改めて気を引き締めて再び劇場に集えるその日を待ちましょう。

コメント