スカステ視聴記録
バウ・インドロマンということでショーではターバンを度々使う宝塚ですがインドが舞台の芝居とは珍しい。
「ダル・レークの恋」くらいでしょうか?
主演はいおり(伊織直加)懐かしいわ~。
えくぼが愛らしい顔立ちなのに悪役系ガラガラ声でどことなくアンバランスな個性の持ち主。
スター男役がひしめいいていたあの当時の花組でこの人はいったいどういうポジションになるのだろうか?と心配していたけれど、バウ主演していたのね~。
しかし、この話ね~。
なんというか
シュール
シュールだわ~。
全く関係ないのだけれど連想したのがバカリズムのトツギーノ
話の筋が通ってないとか息子に死んだ恋人の面影を感じて苦しむ母親ってどうよ?とかそんなことはどうでもいい。
だってトツギーノの流れに意味ある?
まぁトツギーノはむちゃくちゃ面白くって大好きだけど。
この「Endless Love―永遠の愛―」そもそも、演者も演出家もだれ一人、これをトツギーノにしようとは思っていないでしょうし、トツギーノののようにジワジワ来る波状攻撃があるわけでもないし。
第一、宝塚でトツギーノを観たい人などいるわけがない。
とはいえ、少なくとも私は、そんなに嫌いな話ではないです。
いおりの個性には合っているとも思う。
こんなシュールな話だけどぐわ~~~っと周りを巻き込むようなパワーがある。
でも、もっと上のスターをめざす若手に演って欲しい芝居ではなかったかもしれません。
こういう時にどんなバウ作品にあたるのか。
その後の宝塚人生を左右するからなるべく良い作品に巡りあってほしいものです。
そんなこんなでなにも知らずに見ていたら
2幕に蘭寿さんが出てきた!!
びっくり~。
いや、1幕からちゃんと出ていたのだろうけれどそこは映像。
カメラが周りにピントを合わせてくれているわけではないからまったく気が付かなかった。
幕開きでダンスが上手い子がいるな~。と、ぼぉ~っと見ていたのだけれど、もしかして、それが蘭寿さんだった?
巻き戻して再度チェックするもダンスの感じは蘭寿さんっぽいけど、顔はわからなかった。
すこし上手寄りの後ろで踊っている人。
蘭寿さんなの~~~?
研2の蘭寿さん。
その当時の「歌劇」のコーナー「楽屋日記」に研2なのに研20と呼ばれる蘭寿さんの話が載っていたような気がするのだけれど。(もしかしてガイちゃん(初風緑)の事だったかもしれない。記憶が曖昧。)
ほんとうに研2の蘭寿さん。
突然シュールに陥れられる意図不明な役ではあったけれど、研2とは思えないほど、しっかりとした芝居。
確かな口跡。
いおりよりも年下の青年役なので、可愛い~。
大人びてはいても、今となって見れば、ちゃんと研2の蘭寿さんだった。
お顔も体型も、まだホンワリしています。
もちろん、その後の蘭寿さんと比べての話だけれど。
しかし宝塚の男役というものは顔も体型もどんどんシャープになって男役としての色気を身につけていくものなのね。
研2の蘭寿さんを見ることができてなかなか満足でした。
そんな訳でつまり話はどーでもいいのだわ。
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