観劇感想
このような状況下での観劇。
家人とすったもんだの末にようやく今年初めて劇場に行くことができました。
田舎から都会に出かけるのはなにかと大変なのよ。
せっかくの横浜ですが中華街に寄ることも出来ず、道中ひもじかった~。
でも家族の健康第一、観劇できることが第一です。
そしてKAAT。びっくりするほど静かでした。
みんな気持ちはひとつだね。
そう、久しぶりのKAAT。
赤いカーテン状の幕。観客席が3層となった円形空間。
シェイクスピアのグローブ座っぽい構造でビクトリア朝のイギリスを舞台としたこの作品にピッタリ。
ちなみに2階席の一番前だったのでまるでバルコニー席に座っているような気分でテンションが上がりました。
アーサー・ゴーリング卿♪せおっち(瀬央ゆりあ)
イギリス貴族のせおっち。
ポスターもプログラムも激かっこいい!
週に3度のオペラ、1日5回のお召しかえ。夜中の3時45分までダンスに興じる。
いわゆる高等遊民ってやつですね~。
とはいえ屋敷の庭でジプシーと一緒に踊るなんて、貴族としてはかなりの変わり者。
人と同じではイヤなあまのじゃくタイプです。
こういうひねりのある個性的な役ってせおっちにぴったりだわ。
もっともプレーボーイとうそぶいている割には、どうも中身は違うみたい。
3日で婚約を解消され、失意の心を癒やしてくれそうな理想の女性は親友と結婚。
というわけで実のところ本気の恋には臆病なのかも。
せおっちってとてもかっこいいのに、どこかかっこよくなりきれない。
その絶妙なバランスが好き。
歌声も素晴らしかったわ。ホントいい声!
そうそう、フィナーレ群舞の曲がイギリスが舞台なのにチャルダーシュ風だったのは、ジプシーダンスからのイメージなんでしょうね。
ロバート・チルターン♪あかさん(綺城ひか理)&ガートルード・チルターン♪ほのかちゃん(小桜ほのか)
観たかったあかさんがいっぱい詰まっている役で本当に嬉しかった。
ほのかちゃんの温かな声、柔らかで美しい表情も大好き。
ふたりとも知的、誠実、大真面目。
それゆえにどこか不器用でスットコドッコイ。
特に変なことはしていないのに、くすっと笑えちゃう。
上手いなぁ~。
これぞ真のコメディエンヌ。
メイベル・チルターン♪うたちゃん(詩ちづる)
星組デビューのうたちゃん。
実は初めてはっきり認識しました。
メイベルは冒険心に富んだお嬢さん。
それを表すエピソードは描かれてはいなかったけれど、表情や声や動きでちゃんと表現出来ていた。
お口も、お鼻も、ちっちゃくてとにかく愛らしい。
歌うとびっくりの声の良さと上手さ。
今のところは大人っぽい役を想像できないけれど、どんなふうに成長していくのかしら。
次の大劇場公演も新人公演含めて可愛らしい役になりそうかな。
アーサーの執事♪まいけるさん(大輝真琴)
表情一つ変えない完璧な執事…のように見えたのに~。
踊る!誰よりも踊る!
執事の表情のままで息も切らさず踊る!
完璧のようでいて、ちょっとやらかすところも愛らしくって大好き!
フィナーレの群舞でも誰よりもかっこよく踊ってましたね。さすがです!
メイベルの求婚者♪つんつん(稀惺かずと)
よく通る声。お父さん譲り?
歌もうまいし、芝居も素直で好感がもてます。
これからグイグイきそうかな?
フランス大使♪さんちゃん(咲城けい)
雪組に組替えが決まっているさんちゃん。
貴族のあれこれを皮肉った小ネタ的な役どころで物語に深く関わることはないのだけれど、振り切った演技でちょっと目立ってました。
もう少し、がっつり芝居を見たかったなぁ。
それは雪組でのお楽しみですね。
レディ・マークビー♪ゆりちゃん(水乃ゆり)
これははまり役!
とはいえ、いつもこんな役ばかりというわけにもいかないので、お芝居がんばろうね。
フィナーレのダンスはとっても美しかった。
可愛い娘役さん達
星組、下級生が本当にわからなくなってしまってたんだけれど、娘役さんが可愛いなぁ。
侑蘭粋ちゃん。なんでも出来るわ。
乙華菜乃ちゃん。美少女なんだけれど、ちょっとメイクダウンかなぁ。もったいない。がんばれー。
咲園りさちゃん。いかにも宝塚の娘役らしい美人さんで目を引きました。
そして、りらちゃん(紫りら)!
あまりにも好きすぎて、とっても長くなってきちゃったので別に書きま~す。
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