「HiGH&LOW 」新人公演LIVE配信ざっくりキャスト感想

【2022-10-27】
LIVE配信感想

登場人物も多くしかも全員主役のこの物語。誰も彼もが何役も演じてて大活躍。

つまりは1回のLIVE配信ではまるで目が足りないという新人公演でした。

というわけでメインキャストと印象に残った人のざっくりとした感想です。

コブラ♪キョロちゃん(亜音有星)

2回目の主演なのね。

前回の「シャーロック・ホームズ」の新人公演はLIVE配信がない頃だったし、スカステ放送もまだだから真ん中に立つキョロちゃんを見るのは初めて。

美しい等身バランス、明瞭でよく響く声。心のこもった芝居。華やかなオーラも溢れています。

もちろん新人公演だから男役としての身のこなしはまだまだこれから。

テッツの時には気が付かなかったけれど男らしい男の役だと腰回りの女の子っぽさが割りと目立っちゃうのね。

乗り越えなければいけないことはいっぱいあるけれど、大器であることは間違いなしだわ。

汗だくの一生懸命で等身大のコブラを演じ、思わず応援したくなっちゃう。

まさに青春のきらめき。

こういう新人公演っていいなぁ。一番好きだなぁ。

これからの成長もすっごく楽しみ。

カナ♪ぶきちゃん(山吹ひばり)

セリフに甘えたような声の癖はあるけれど歌声がすごくきれい。

ラストの出てきちゃったカナとコブラのやり取りは本役さんだとクスっと笑えちゃうのに、新人公演では胸がギュッとなるような切なさがありました。

ほんに健気な若者たちよ。

おばちゃんはこういうのにとても弱くて、すぐ泣くのだ。

線の細さがちょっと気になるので、どうかモリモリ食べて健康でいて~。

ロッキー♪ひなこちゃん(風色日向)

さすが長の期!でした。

本役のKOOも知的で素敵だったけどロッキーも素晴らしかった。

キキちゃん(芹香斗亜)のコピーではないひなこちゃんならではのロッキーに見えました。

クールでスタイリッシュでジェントルマン。

そしてまるで少女漫画から飛び出してきたようなキラキラ感。

キキちゃんほどヤバい人風味は無いけれど凄みはしっかりと表現。

歌も安定。余裕の舞台姿でスターの貫禄すら感じるわ。

そして声がすごく好き!

柔らかで肌触りの良いハスキー。ベルベットボイスって言うんだろうか?心地よくていつまでも聞いていたい。

これで新人公演卒業。これから活躍の場が更に広がっていくと嬉しいな。

純子♪さーちゃん(春乃さくら)

しっとりとした切なさが垣間見える純子さん。

レディースチームの中では「コブラの女になってやる!」って啖呵を切っていても、実のところはコブラがコブラであるためにどんなに好きでもずっと身を引いてきたんだね。

たぶんこのまま一生身を引いちゃいそうな気もするけど。でも、すっごくいい女だよ!

どうか幸せになってくれ~!

そしてご挨拶の時に主演のキョロちゃんを見つめる表情がもう菩薩のようで美しかった。

バイフー♪さらちゃん(花宮沙羅)

有能です!バリバリ有能!

極道の姐さん感がすごい。

もしかしたらこの後リンを見限って、映画で飯島直子さんが演じた強くて美しい九龍グループ総裁の後妻さんになるのかも!と絶賛妄想中。ちなみにおさよさん(小春乃さよ)のバイフーはリンを見捨てないような気がする。

新人公演の長としてのご挨拶の内容も口跡も本当に素晴らしかった。

GEN♪きんちゃん(凰海るの)

実は帰宅が間に合わず、最初の5分間くらいは車の中で音声だけ聞いている状態だったんだけれど、ナレーターがそれはそれは美声で、そして明瞭で、誰なのかしら?ってすごく気になっていたのよ。

きんちゃんだったのね。

しかもGENとの二役だったとは!

本役ではとんでもなくガラの悪い赤帽子の左京だったというのに、一転、知的なメガネの悪役GEN。同一人物とはとても思えない。

無名街が火に弱いことを知った時のしたり顔にゾクゾクしたよ。

こいつは悪いやつだね~。数年後には九龍グループのアタマの一つにはなってそうだわ。

リン♪ましろくん(真白悠希)

舌を巻くというのはこうゆうことね!っていうくらいの上手さ。

考えてみれば宙組の中では小柄で童顔なのに、並み居る上級生をちゃんと束ねているリーダー感に全然無理がないのよ。

しかもかなりヤバイ男という雰囲気まで出てる。

歌もうまいのね。あーちゃんの声の出し方をしっかり研究している感じ。この先さらに上手くなるわよ。

次は何をやってくれるのかしら?真ん中方面もぜひ見てみたいぞ!

スモーキー♪りりくん(大路りせ)

この役はやっぱりものすごくハードなのね。

ずんちゃんが普通に、というか最早ふわっと舞い上がったらどこかに消えてなくなってしまう羽根のように儚げに演じているのって当たり前じゃないんだわ。

激しく動きながら歌うということが新人公演学年にとってはどれほど難しいか。

あれで音程をとれだなんて普通はまず無理な話よ。

しかも「RUN THIS TOWN」はクラシックが発声の基本にある宝塚ではかっこよく歌いこなすのが難しいJ-POP。

ハードなアクションにアップテンポな歌という難題に果敢にチャレンジすることとなったRUDE BOYSメンバー、特にスモーキーのりりくんは一番大変だったんじゃないかと思う。

息をコントロールするのも大変なナンバーを全身全霊で乗り越えました。

そのハードさは滲み出てはいるけれど何一つアチャーな点がないのはすごいわ!

しかも三白眼まで効かせて~。

ちょっと花組のなおくん(伊織直加)を思い出すようなお顔立ちで、真ん中の華やかさと曲者感が絶妙に混ざりあった個性を感じます。

見るたびに印象が違うので次作ではどんな風になるのか楽しみだー。

日向♪なるくん(泉堂成)

達磨のハッピを一旦脱いで着直すところで見える派手派手シャツとジャラジャラチェーンのインパクトにも負けないキレキレにキレまくった美しきヴィジュアル。

熱く凄んでいても瞳がちょっと冷たいところが良いわ~。

歌はかなりの難曲だけど、とても迫力がありました。

これを一ヶ月続けられるかは別問題としても、あのウナリ声を出せることがすごい。

しかも日向を演じながらRUDE BOYSにも参加してましたね。

演者としてもダンサーとしても今後の活躍が楽しみ。

村山♪れいとくん(奈央麗斗)

厚めの前髪で目元はあまり良く見えなかったけれど、鼻と口元の感じがなんとなくルコさん(朝香じゅん)を思い出すわ。スッキリときれいなお顔立ち。

帰宅が間に合わなくって鬼邪高~RUDE BOYSまでの大階段を見逃してしまったから100発の拳を耐える場面でもっとよく見ようって思ってたんだけど…。

殴りかかる色白の鬼邪高生がどうにも気になっちゃって~。娘役さん達だったのね。人数が少ない新人公演はみんなみんな何役も演じて大忙しです。

プログラムを見るとれいとくんも色々バイトしてたみたいだけれど残念ながら配信ではよくわからなかった。

そんなわけであまりちゃんと見ることができなかったので次回新公に期待。

山王連合会の面々

テッツ♪ひじりくん(聖斗亜)は息子にしたい!

すごく感じのいい青年。

ドレッドヘアじゃなくなった「DTC湯けむり純情編」でのテッツをちょっと思い起こさせるな。ちなみに映画でテッツを演じた佐藤寛太さんはレスリー・チャンに似ています。

そしてどうやらお互いに好意を抱いているらしい仁花♪ちっち(美星帆那)がとてもきれいな声をしていて、しかもすごく可愛らしくて。

テッツと仁花。なに?この可愛い世界!

もっと見せて~!スピンオフ希望!

ヤマト♪のあんくん(鳳城のあん)は初めてしっかり芝居を見たけれど、表情もナチュラルでセリフの間もいい。なによりガタイが良いので、すごくヤマト感がありました。

ダンスもカッコいいわ。「ノボルはムショ」のソロもとても良い声でした。

これは次回新人公演に期待高まるな~。箱推しの106期生。いつの日か新人公演主演を見てみたい!

コメント