ダンサー、そしてその後に。「Hallelujah GOGO!」1

【2016-04-14】
スカステ視聴記録

宝塚観劇を再開した時、唯一名前も顔もまったく知らないトップさんだった
ちえちゃん(柚希礼音)のバウ単独初主演公演をスカステ録画観賞。

ということは新公卒業まもなくの研8でバウ単独初主演と同時に2番手就任?

そして、この2年後には若きトップスターとなるわけで。

いやぁ~。早かったのね~。

とはいえ「Hallelujah GOGO!」

もう、出来上がってますがな。

周りのおそらく、少し下級生の共演者は当然ながら、それなりの発展途上中の若手なわけで。

比べてしまえば、圧倒的存在感。

唯一アップアップだったのは千秋楽のカーテンコールでの挨拶くらいなもんじゃないですか。

ここで、初めて、あ~、まだ下級生といってもいい学年なんだわ~。と気づいたくらい。

なるほどね~。

こりゃ、すごい子が現れたもんだわ。

と、おもいつつ釘付けになってしまったのはじゅんこさん(英真なおき)だったりするオールドファン。

ちえちゃんのお父さん役ももちろん、お手の物なのですが、なんといってもディスコのDJがたまらなく上手い。

ご機嫌で、ファンキーな(っつーか、ちょっとラリってますよね)芝居がこの時代をよ~~~く表しています。

懐かしいわ。ほんとに。

行きましたわよ、ディスコ。

あの、バブルの時のお立ち台とかあるディスコじゃないわよ。

それより、もうちょっと前の、サタデーナイトフィーバー的なディスコ(年がばれる~)

じゅんこさんはまだほとんど陽の目を見ていない下級生時代から知っていて、後ろや端っこで踊っていても、ちっちゃいながらなかなかのダンサーだったのだ。

そんなじゅんこさんの初めて記憶に残った芝居が「アポロンの迷宮」での盗賊団一味。

首領のねっしい(日向薫)を裏切るちょっとひねくれた若手メンバーの一人だった。

大人たちに対する屈折した思いや焦りみたいな感情が渦巻いているところがとても良く表現されている美味しい役。

オケボックスからいきなり、ひとりひょいっと銀橋に現れたりしてね。

でも美味しい役を美味しく演じられるのは、やっぱり演技力が必要なわけで。

ずっ~~とダンサーだと思っていたじゅんこさんが思いのほか芝居が上手くてびっくりした記憶があります。

この役を演じたのが新公卒業まもなくの研7あたりだったんじゃないかな?

つくづく宝塚というのはいろんな道があるのだな~と思う。

スターさんの周りをクルクル回っていたダンサー、そしてその後にスター街道をひた走っていった柚希礼音、という道

スターさんの周りをシャープに彩っていたダンサー、そしてその後に芝居も歌もおまかせあれの頼れる組長・専科生となる英真なおき、という道

青春の道のりとその後になにが待っているのか。

ちょっと思いをはせることとなった「Hallelujah GOGO!」でした。

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