男前でも健気 南海まり「シークレット・ハンター」

【2016-07-14】
スカステ視聴記録

みなみちゃん(南海まり)を追いかけ「シークレット・ハンター 」千秋楽をスカステ録画観賞。

みなみちゃんはトウコさん(安蘭けい)演じる泥棒のダグをどこまでも追いかけるなかなか怖い女刑事アナ・マリア 。

凛としてカッコいいです~

ルパン三世でいうところの銭形警部みたいな役どころではあるのだけれど無邪気にルパンを追いかける銭形のとっつぁんと違って心の奥底ではダグのことが好きなのね~。

そしてダグですらその時はちゃんと理解はしていなかったであろうあすか(遠野あすか)演じるジェニファー王女?への想いを一瞬にして感じ取り、辛いけれど、ダグのために自分の気持ちは押し殺して彼女を助ける事を即断するのだ。

男前~。

どんな時でも健気なみなみちゃんなのであった。

さてさてお話はとってもわちゃわちゃしている上に千秋楽なので、さらにわちゃわちゃ。

まぁ。明るくて楽しかったですけれど。

ただ、宝塚の劇団員は生徒と呼ばれるといえども、れっきとしたプロの集団であり、プロの舞台をお見せしてるわけで…。

だから、あのリコーダー。

いくらなんでも…。

プロの舞台であれはないわ~~~。

もちろんたまたま、高い演奏のスキルをもっている生徒がいるのなら舞台で披露する機会を与えることは悪いことではないと思う。

もしくは、ある程度の人数による聴き応えのあるアンサンブルアレンジで、なおかつ芝居の内容にもマッチしているのならリコーダーだろうがオカリナだろうが聞いてみたい。

でも、普通の演奏スキルの生徒がたった2人でどんなにがんばっても、リコーダーという楽器で観客が納得してくれる演奏など出来はしない。

それを、わざわざプロの舞台で披露させるなんて。

なにかの罰ゲームですか?

どんな役であっても精進を重ねる生徒がほんとに不憫だ。

パーカッション演奏はなかなか迫力があって、良かったけれど。

本来ならはエトワールで華やかに幕を開けるだろうグランド・フィナーレの冒頭が観客のほとんど誰もが同レベルで演奏出来るようなか細いリコーダーの音とは…。

わざと観客を脱力させたかったのだろうか?

もうとにかく意図不明。

なんにしたって、こんなふうに素人っぽい感じが強調されるような演出はほんと、避けてほしいな~。

作演出担当は退団された方なのでこんなトンチンカンな演出は、もうないと信じているけどね。

コメント