不幸でも健気 南海まり「ヴィンターガルテン」

【2016-07-10】
スカステ視聴記録

みなみちゃん(南海まり)を知りたくて前に録画したのにまだ観ていなかった 。

「ヴィンターガルテン -春を待ち侘ぶ冬の庭園-」鑑賞。

お話はコマロフスキー伯爵の出てこない、なんちゃって「秋…冬への前奏曲」だった。

「秋…冬」だってコマロフスキー伯爵とレナーテと薄紅色のコートがなければ、いまいちのストーリーだったんだけどな…。

みなみちゃんの役はあやかちゃん(白城あやか)演じたポーランド娘と被ります。

やっぱり、あやかちゃん系の娘役さんだったのかな?

でも衣装はキャルさん(ひびき美都)の白のワンピースだわね。

あの時、元カレの役はヤンさん(安寿ミラ)だったので、あやかちゃんがペタンコ靴を履いていたのを思い出したわ。

で、その後、星組にお嫁に行ってしまった。

みなみちゃんも華奢で小顔のかよこちゃん(朝澄けい)と並ぶとちょっと大柄。

元カレ役はがっちりタイプのあかし(彩海早矢)。

これが究極のいい人だった「秋・冬」のヤンさんとは違い大人になれないDV男で、みなみちゃんはとても不幸なのだけれど、健気に微笑んでいた。

ついていったかよこ演じるバレエダンサーも全然妻子のことは考えてくれないしね~。

大柄なのに、幸薄い顔立ちというわけでもないのに、優しく微笑んでいるのに…。

なぜか不幸が似合ってしまうというちょっと不思議な感じの雰囲気。

さてこの舞台で目を惹いたのが少年を演じた、うめ(陽月華)。

娘役さんが演じる子役とは思えない思い切りのよい動きと表情で、とても男前でした。

一学年下にこういう現代的でパワフルな娘役さんがでてくると、おっとりと不幸な、みなみちゃんのようなタイプはちょっと不利だったのかも。

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