「Stella Voice」LIVE配信感想

【2023-04-08】
LIVE配信感想

若手メンバーが宝塚やミュージカルの名曲を披露するWorkshop。

星組観劇が中止期間に当たり新人公演のLIVE配信も観ることができなくてすっかり星組若手に疎くなってしまったのでとても嬉しい企画&配信でした。

なのでひとりひとりについて感想を!といきたいところですが、実を言うとほとんどずっと一緒に歌っちゃいまして…。

いやホントごめんなさい。ちゃんと耳を澄まして歌を聞けよ!って話ですよね。

でも週末テレビの前に陣取って野球やらゴルフやらを見る家人が珍しく出かけて家に私の他だれも居なかったこともあり、気兼ねなく一人カラオケ状態に。

だって1幕はほとんどが宝塚の曲なんだもん。

懐かしいわ嬉しいわでついつい全力の大声で歌っちゃいましたよ。

これもLIVE配信ならではですよね。いやぁ~楽しかった~~~!

それにしても、みんなちゃんと上手かったです。

だってもしも音程アチャーな人だったら私すぐにつられてグダグダになっちゃうのですが、本当に気持ちよく一緒に歌えましたもん。

舞台経験のまだまだ少ない下級生ながら、そこは発散型の盛り上げ上手な星組生。みんな心の底から楽しそうに、あるいはドラマチックで豊かな感情と共に歌っていてとても感心しました。

もえか(鳳真斗愛)、のぞみん(星咲希)、あいり(碧音斗和)はさすがの実力者。

もえかの濃いめのお顔立ちとエンターテイナーっぷりはちょっとツレちゃん(鳳蘭)を思い起こさせません?

のぞみんはショー「パパラギ」でじゅんべさん(洲悠花)が歌った名曲「心はいつも」をとても豊かで美しい声で。この曲大好きだから嬉しかったわ。

あいりは歌もダンスもパワフル。ちょっとヒーロー(ひろ香祐)を思い起こすような頼もしさ。

くっしー(羽玲有華)、つんつん(稀惺かずと)も印象に残りました。

くっしーはすごく良い声なのね。

前髪が長くはらりとかかった瞳が憂いを秘めていて、でも同時にものすごく芯の太い力強さがある。

シュッとした二枚目にもなれれば、将来レオさん(輝咲玲央)みたいな剛毅な役も出来そう。不思議な魅力です。

つんつんはリズムが素晴らしかった。

クラッシックボーカルが基本の宝塚歌唱ってどうしてもリズムが甘くなりがちなんだけれど、つんつんは洋楽のようなリズム感で歌っていて本当に驚かされました。

実はこの曲を知らなくて、てっきり洋楽を日本語訳で歌ったのかと思ったのです。MCで曲名が「オルフェンズの涙」って言ってくれたので即ネットで調べたらMISIAなのね。

基本に忠実な下級生らしい歌唱から本当のプロフェッショナルな歌唱に変わるキーとなるのがリズムのかっこよさだと思ってるのです。

歌がダサくなるのも粋になるのもリズム次第。

つんつん既につかんでいるわ。これは今後大いに期待です。なんたって次作大劇場は海外ミュージカルだもん。

そして座長のぴーすけ(天華えま)

一幕冒頭の「街灯によりかかって」ではあっという間にミーアンドマイガールの物語に引き込んでくれる。

単なる歌唱披露ではないのがさすがの芝居巧者です。

二幕冒頭のコンテンポラリーダンスの表現も美しくてどこか退廃的でドキドキ。

歌唱は「今もおまえが」と「愛の旅立ち」

ゴンちゃん(上月晃)とミネちゃん(峰さを理)ですね!

ぴーすけのクラシックな品の良さはこういう懐かしめの宝塚の曲とマッチします。

下級生を引き連れたそのリーダーシップにも拍手!

本当にいい公演だなぁ~。これは全組でやってほしいよ。

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